先日、すごく久しぶりに滋賀県に出かけました。
竹生島の神社に行くつもりでしたが、時間が合わないのと降雨コールドな状況でしたので、黒壁ミュージアムあたりの散策に予定変更。
切り替えだけは早いです。
しばらく歩いていると、なんだか「いかにも」という雑然とした門構えの古物商さんを発見。
「古美術 西川 Antique shop Nishikawa」さん。郵便ポストがね、もう。
なにかおかしな予感がして、引きずられるように店内へ。。。
1階には陶器をメインに、掛け軸とか、置物とか、楽器とか、きっと現役だったろう十手とか。
なんだろう?このカオスな感じ。
妻曰く、この赤色は薬物の規制があって、今では出せない色だとのこと。それだけでも価値がすごいらしい。
吹いてみたい衝動に駆られた「笛」
試奏いいですか?って聞けなかった。
寛永通宝がいっぱい!!銭形平次が投げてたやつです。
これを投げつけて悪人を一発で仕留めてしまうということは、彼の制球力は大谷さんを遥かに超越していると、容易に想像できます。
そして、2階へと続く怪しげな階段を発見!!
一応許可を取ってから(許可いらないんですけどね)恐る恐る上がっていくと、薄暗い部屋の中には、ありえない光景が広がっているのでした。
これは「ラヂオ」だと思います。FMもAMもない時代のものでしょう。エジソンもびっくり。ここから聞こえてくる声を想像するだけでもう・・・エモすぎる。
次、行きます。
かなり使い込まれていたであろう、そろばん。
そういえば昔、そろばん塾に通っていましたが、すごく苦手だったのを思い出しました。と言いますか、そんなちゃっちい品ではありませんぜ。
これ絶対江戸時代のアレでしょ?番頭さんが使ってたやつ。水戸黄門で見たことある。
さらに僕たち音楽家にとって、神様みたいなものを発見!!
どこからどうみても「蓄音機」
これでCDかけてみたい(やめとけ)!!
かけるならこっちだ!!
もう、なんていうの?どう言ったらいいかわからない。。拡大してみて!!曲のタイトルも、参考になるから(たぶん)!!
さらに奥まったところに、ひっそりと、いくつも重ねて立てかけてあった看板らしきもの。
その一番奥のところに、見ちゃいけないものが・・・
我に返ったときには、すでに勝手に一番手前に引っ張り出している自分がいました(ごめんなさい)。
なにこれ!?珍百景に出てきてもおかしくないような、看板?
徳川とか天下とか奉行とか・・・ちゃんと読めないのが辛すぎて病んでしまいそうな存在感!!って言ったら伝わりますでしょうか?
店員さんに聞いても「???」という感じですし。
もうひとつ同じようなものがあって、
薄くて見えないんですけど、最後の方に「◼︎徳元年」というのが読み取れまして。
奉行って書いてあるし。
江戸時代に限って調べてみたら「正徳 1722〜1716」って・・・!!
なんですかこれ?ここに無造作に立てかけてあって、僕が勝手に引っ張り出して写真撮ってもいいものなんですか?
もしかして僕、とんでもないこと、やってしまったのではないですか??
誰か解読してほしいです。いやマジで。
さ、気を取り直して。
若干舞い上がったレポになってしまいましたが、「古美術 西川 Antique shop Nishikawa」さんに行ってきました。
なんとWebサイトもありました!!↓↓
長浜市の元浜町にお出かけの際は、ぜひ2階へ上がってみてください!!
強くお勧めいたします!!